幹事が失敗しないお店選びチェックリスト

お店選びは飲み会の満足度を大きく左右する。予約したあとで「席が狭い」「予算オーバー」と後悔しないための確認項目を、順を追って押さえる。

1. 人数と席

まず決めるのは人数だが、飲み会は当日まで人数が動くのが前提だと考えておくとよい。予約時点の確定人数に加えて、増減の幅を想定しておく。

席のタイプは雰囲気を大きく左右する。落ち着いて話したいなら個室や半個室、大人数でわいわいやるなら座敷やフロア貸切が向く。上司や取引先を招く会なら、周囲の話し声が気にならない個室を優先したい。逆に若手中心のカジュアルな会でガチガチの個室を取ると、かえって盛り上がりにくいこともある。

  • 個室・半個室・座敷・掘りごたつ・テーブル席のどれか。会の性格に合っているか
  • 予約人数に対して席が広すぎ・狭すぎないか(8名なのに6名席に詰め込まれると窮屈)
  • 直前の増減にどこまで対応できるか。「前日まで人数変更可」「当日プラス2名まで」など、店側の融通の範囲を予約時に確認する
  • 1名減った場合のコース人数の下限(最低人数を割ると個室が使えない店もある)

「6名以上で個室確約」「10名以上でフロア貸切可」といった条件は店ごとに異なる。人数がボーダーライン上にあるときは、確約の条件を先に聞いておくと安心だ。

2. 予算とコース

予算は参加者が最も気にする要素のひとつ。会費を後から上げるのは印象が悪いので、上限を決めてから店を探すのが鉄則だ。一般的な目安として、同僚同士のカジュアルな飲み会なら一人4,000〜5,000円、歓送迎会や忘年会など少し改まった会なら5,000〜6,000円あたりが相場になりやすい。

コースを組むなら、料理と飲み放題がセットになったプランが会計を読みやすい。飲み放題は「時間制限」と「対象ドリンク」を必ず確認する。ラストオーダーが早すぎたり、飲みたい銘柄が別料金だったりすると、当日ちぐはぐになる。

  • 一人当たりの総額(税・サービス料込み)。表示が税抜きの店は1割ほど上振れする
  • 飲み放題の有無と制限時間(120分か、90分か)。ラストオーダーは終了何分前か
  • 飲み放題の対象範囲。生ビールが含まれるか、日本酒・ハイボールが別料金でないか
  • コースの品数と内容。写真だけで判断せず、量が足りるか・冷めた料理が続かないかを口コミで確認する
  • 延長料金の有無と単価(盛り上がって延長したくなったときのため)

お酒をあまり飲まない人が多い会では、飲み放題を付けず単品ドリンクにしたほうが割安になることもある。参加者の顔ぶれで飲み放題の要否を判断したい。

3. 立地とアクセス

どんなに料理がよくても、集まりにくい場所では参加率が落ちる。参加者の勤務先や最寄り路線を思い浮かべ、全員がなるべく等しくアクセスしやすいエリアを選ぶ。

  • 最寄り駅から徒歩何分か。雨の日や初めての人でも迷わないか(徒歩5分以内が理想)
  • 複数路線が使えるターミナル駅の近くだと、参加者全体の移動負担が下がる
  • 終電の時間帯に駅から遠くないか。遅い時間まで飲む会なら特に重要
  • 二次会への動線。近くにカフェ・バー・カラオケがあるエリアだと流れを作りやすい

地図アプリで店の場所をピン留めし、案内メッセージにそのリンクを添えると、当日「店が見つからない」という連絡が激減する。ビルの何階か、入口がわかりにくくないかも事前に見ておくとよい。

4. 料理と配慮

食の好みや制約は人それぞれ。特にアレルギーは健康に関わるため、幹事から先回りして確認しておきたい。参加者に「苦手な食材やアレルギーはありますか」と一言尋ねるだけで、当日のトラブルを防げる。

  • アレルギー対応の可否。甲殻類・そば・乳・卵など、該当者がいれば店に事前相談できるか
  • 苦手食材の変更・除去に応じてもらえるか(生もの・辛いもの・パクチーなど)
  • ベジタリアン・ヴィーガンの参加者がいる場合の代替メニューの有無
  • 料理の量が人数に対して足りるか。若手・男性が多い会は追加注文の想定もしておく
  • ドリンクの種類。お酒を飲まない人向けにソフトドリンクやノンアルが充実しているか

コース内容を店と詰めるときに、アレルギー該当者の人数と内容を伝えておけば、当日の差し替えがスムーズになる。飲まない人が肩身の狭い思いをしないよう、ノンアルの選択肢が乏しい店は避けたい。

5. 予約前の最終チェックリスト

お店を決めて予約を入れる前に、事務的な条件をまとめて確認しておく。ここを詰めておくと、当日と直前のトラブルがほぼなくなる。

  • 予約人数の確定締切はいつか(「3日前までに人数連絡」など、店の締切を把握する)
  • キャンセルポリシーとキャンセル料。いつから何%かかるか、人数減の扱いはどうか
  • 支払い方法。カード・QR決済が使えるか、現金のみか。割り勘・個別会計が可能か
  • 領収書の宛名・但し書きに対応してもらえるか(経費精算がある会では必須)
  • 店の電話番号を控えておく。当日の遅刻連絡・道案内で必ず使う
  • 当日の参加者との連絡手段を決める(グループチャットなど、遅れる人が連絡できる導線)
  • 予約確認の連絡が入るか、当日リマインドが必要か

予約が取れたら、日時・店名・住所・地図リンク・集合時間を参加者に一度まとめて共有しておくと親切だ。特にキャンセル料の発生タイミングは、直前の欠席が出たときに幹事が慌てないためにも押さえておきたい。

まとめ

お店選びは「人数と席」「予算とコース」「立地」「料理と配慮」「予約前の事務確認」の5つを順に押さえれば大きく外さない。どれも予約後には変えにくい項目なので、決める前のひと手間が当日の満足度を左右する。チェックリストを一度なぞってから予約すれば、「しまった」を確実に減らせる。

お店を参加者に選んでもらう

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